- 国内最高レベルの滅菌システム
- 院内感染とは、来院された患者様がかかっている感染症が、他の患者様へ感染してしまうことです。その中にはB型肝炎やC型肝炎、エイズなど感染力の強いウィルスが含まれており、徹底的に滅菌することが必要なのです。
徹底した洗浄・滅菌の流れ
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- まずは手洗いでしっかり洗浄

- 汚れがこびりついてしまう前に、診療で使用した器具は早めにしっかりと洗浄します。
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- さらに高性能洗浄器で細かく洗浄

- 手洗いでは落としきれない血液・唾液などのタンパク質汚れを世界水準の洗浄力で徹底洗浄します。
高性能洗浄器
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- 器具を個別パッキング

- 洗浄したものを、個別パッキングしてその後、高圧蒸気滅菌器に入れます。またハンドピースに関しては、手洗いで洗浄後、直接滅菌器に入れて工程終了後に個別パッキングします。
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- 器具の種類・性質に分けて滅菌

- 当院では2台の滅菌器を使い分けて、診療器具に付着したウイルスや細菌を徹底的に死滅させます。
ハンドピース用滅菌器
高圧蒸気滅菌器
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以上の工程を経て滅菌された器具が
治療時に使用されます。
ハイレベルな
感染対策を行う衛生設備
国際規格(ISO15883)に準拠
高性能洗浄器
熱水による洗浄・すすぎで、B型肝炎ウィルスなど耐熱性病原体も不活性化する基準(ISO規定)で、器具の洗浄から消毒、乾燥までを行います。その後の滅菌処理をより効果的にする、高性能の洗浄器です。
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- 予備洗浄
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血液残渣等のタンパク質が変性しない温度で水洗いを行います。
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- 洗浄
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洗剤を用いた上でタンパク質汚れが落ちやすい55℃で洗浄を行います。
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- すすぎ
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2回に分けてすすぎ作業を行います。
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- 最終すすぎ
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93℃の熱湯で5 分間の消毒を行います。
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- 乾燥
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器具の乾燥を行います。
ヨーロッパ基準(EN13060)
のクラスSに準拠
ハンドピース用滅菌器
歯を削ったり磨く器具「ハンドピース」の洗浄・注油・滅菌を行います。
専用機器ならではの機能で複雑な形の内部までしっかり洗浄・滅菌します。ハンドピースは一回の治療ごとに必ず滅菌を行っています。
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- 器具をセット
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ハンドピースを専用のリッドに1本ずつ取り付けて滅菌器にセットします。
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- 内部洗浄
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冷水によりハンドピースの内部を洗浄します。
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- 注油
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ハンドピースの動作を円滑に行うために、注油によるメインテナンスを行います。
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- 外部洗浄
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外部洗浄の際は134℃まで加熱された熱水を使用するため、より衛生的に洗浄することが可能です。
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- 内部および外部を滅菌
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ヨーロッパ基準EN13060のクラスSに準拠した滅菌機能により、外部だけでなく内部まで滅菌が可能です。
高圧蒸気滅菌器

治療で使用した器具を高圧蒸気で消毒滅菌するため、全ての細菌を死滅させます。患者様にはいつでも清潔な器具を治療時にご提供します。
口腔外バキューム(東京技研)

感染予防対策のため、歯を削る際に空気中に飛散してしまう粉塵や血液、金属、唾液などの様々な細菌汚染物質を吸収し、クリーンな空気をご提供する口腔外バキュームを導入しています。
安心して診療を
受けていただくために
- 衛生的に保管された診療器具を使用直前に開封
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診療器具は滅菌保存パックにて衛生的に保管しております。そして使用直前にパックを開封することにより、安全性を保っています。
- 可能な限り使い捨て器具を活用
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注射針や紙コッブ、エプロン、グローブなどはすべてディスポーザブル(使い捨て)のものを活用し、使い回しによる感染を防ぎます。
- スタッフ全員の衛生管理を徹底
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スタッフの手洗いや消毒を徹底し、安全基準を守るためのスタッフミーティングを行って衛生管理に対する意識向上に努めています。

- 歯科外来診療環境体制加算(通称:外来環)とは、平成24年に国が定めた厚生労働省による制度です。
衛生管理のための院内感染防止機器(口腔外バキューム)や、万が一の緊急時に対応できるAED、医療用酸素など一般的な歯科医院には置いていない安全機器が揃っている医院のみ認定されます。当院は当条件を全て満たした安全・安心の診療環境をご提供しています。