口腔外科といえば、抜歯や外傷、粘膜疾患まで多岐にわたります。そのなかでも真っ先に思いつくのが『親知らずの抜歯』でしょうか。
「親知らずの抜歯は紹介状をもらって大きな病院で」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、あらい歯科には 院長をはじめ、口腔外科を専門とした病院に勤め、多くの症例を手掛けた歯科医師が在籍していますので 大きな病院に足を運ばなくても抜歯が可能です。
親知らずは一番奥で磨きづらく食べ物のカスが溜まりやすいところです。そのまま放置しておくと親知らずが虫歯になったり、手前の歯が虫歯・歯周病になることがあります。また、歯並びに影響を及ぼすことがあります。
あらい歯科では、なるべく痛みや腫れがでないような手技を心がけていますが、外科処置なので痛み・腫れ・出血は出ることが多いです。
歯や歯の周囲の状態、全身状態によって症状の出方には個人差があります。抜歯後1週間は安静にできるようなスケジュールで予約を取っていただくことをお勧めします。
外科処置になるのでリスクがゼロということはありません。
下の親知らずは下歯槽神経と近いことが多く、抜歯の際親知らずの根が神経に当たって神経が傷ついた場合、一時的に麻痺が出ることがあります。(下唇の下のあたりがずっと麻酔が効いているような感覚)
ほとんどの場合、数ヶ月で治ります。
難しい親知らずの抜歯では、より精査するためにこちらからCT撮影をご提案させていただく場合があります。
歯(多くは神経を抜いた歯)の根の先端に細菌による膿の袋をつくることがあります。
症状としては歯茎が腫れたり、噛むと痛いなどがあります。
通常は歯の根の中を触ることにより(細菌を取り除く)治療するのですが、まれにそれだけでは完治しない場合があります。
その場合、歯茎からアプローチし膿の袋と付随する根の一部を取り除く治療をします。
この治療法は根っこの治療では治らずに抜歯しか選択肢がない場合でも、抜かなくても治る可能性のあるものです。
唇や舌の下にぷくっと膨らんだできものができたことはありませんか?
口の中の粘膜には唾液腺(唾液をつくる場所)が多数存在します。そこから管を通り口の中に唾液を出すのですが、噛むなどしてどこかが傷ついたりすることで流れが悪くなり、唾液を溜めてしまうことがあります。これを粘液のう胞といいます。
一度つぶれても再発する可能性が高い為、唾液が溜まった袋ごと取り除く必要があります。
歯科医師の判断によっては、病理検査ができるおおきな病院の口腔外科を紹介させてもらうこともあります。
誰でも前歯の真ん中(正中)の歯茎にスジがあります。
これを上唇小帯(じょうしんしょうたい)といいます。スジが大きく前歯が離開(くっついてない)している場合、レーザーを用いて切除します。
舌の裏の真ん中にもスジがあり、これを舌小帯(ぜつしょうたい)といいます。このスジが極端に短いと舌の動きが制限され、食事や発音に影響が出ることがあります。その場合レーザー用いて切除します。
外科的処置・手術を行う際には、病名・病状・処置内容・処置に対してのメリット&デメリットを説明をし患者さまに十分にご納得いただいてから処置を行うよう心掛けています。
気になる症状・お悩みはぜひあらい歯科にご相談ください。