診療内容

口腔外科

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お口まわりの悩みは口腔外科に

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口腔外科といえば、抜歯や外傷、粘膜疾患まで多岐にわたります。そのなかでも真っ先に思いつくのが『親知らずの抜歯』でしょうか。
「親知らずの抜歯は紹介状をもらって大きな病院で」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、あらい歯科には 院長をはじめ、口腔外科を専門とした病院に勤め、多くの症例を手掛けた歯科医師が在籍していますので 大きな病院に足を運ばなくても抜歯が可能です。

症状がないのに抜くのを勧める理由は?
年齢が高くなるほど、親知らずと周りの骨への癒着(くっつき具合)が強くなり抜歯が困難になるためです。
また女性の場合、妊娠中に親知らずの腫れや痛みが出ると、抗生剤や痛み止めが飲めないため、腫れやすい生え方をしている場合は抜歯をお勧めしています。

親知らずの抜歯

  • 親知らずはなぜ抜かなくてはいけないの?

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    親知らずは一番奥で磨きづらく食べ物のカスが溜まりやすいところです。そのまま放置しておくと親知らずが虫歯になったり、手前の歯が虫歯・歯周病になることがあります。また、歯並びに影響を及ぼすことがあります。

  • 抜歯した後は痛みが出る?

    あらい歯科では、なるべく痛みや腫れがでないような手技を心がけていますが、外科処置なので痛み・腫れ・出血は出ることが多いです。
    歯や歯の周囲の状態、全身状態によって症状の出方には個人差があります。抜歯後1週間は安静にできるようなスケジュールで予約を取っていただくことをお勧めします。

  • リスクはないの?

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    外科処置になるのでリスクがゼロということはありません。
    下の親知らずは下歯槽神経と近いことが多く、抜歯の際親知らずの根が神経に当たって神経が傷ついた場合、一時的に麻痺が出ることがあります。(下唇の下のあたりがずっと麻酔が効いているような感覚)
    ほとんどの場合、数ヶ月で治ります。
    難しい親知らずの抜歯では、より精査するためにこちらからCT撮影をご提案させていただく場合があります。

その他の外科処置

  • 過剰歯の抜歯
    通常永久歯は親知らずも含めると32本あります。
    最近のお子様に多い印象ですが、それ以上の歯が生えてきたり、変なところに埋まったままで歯並びに影響を及ぼしたり歯茎を腫らしたりする過剰歯(余分な歯)があることがあります。
    影響がないまま埋まっているものは経過観察をしてそのままにすることもありますが、上記のような影響を及ぼす場合は抜歯をします。ほとんどは子供への治療になります。
  • 埋伏している歯の開窓
    通常なら生えてくる歯がなんらかの理由により生えてこず、骨の中に埋まったままのことがあります。
    その場合、埋まっている歯の頭を口の中に露出させ、特殊な器具を用いて少しずつ引っ張り出してくる方法があります。
    *歯並びに関わることが多いので矯正治療とセットになり保険外治療になる場合もあります。
  • 歯根端切除術
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    歯(多くは神経を抜いた歯)の根の先端に細菌による膿の袋をつくることがあります。
    症状としては歯茎が腫れたり、噛むと痛いなどがあります。
    通常は歯の根の中を触ることにより(細菌を取り除く)治療するのですが、まれにそれだけでは完治しない場合があります。
    その場合、歯茎からアプローチし膿の袋と付随する根の一部を取り除く治療をします。
    この治療法は根っこの治療では治らずに抜歯しか選択肢がない場合でも、抜かなくても治る可能性のあるものです。

  • 口腔内小手術
    どちらも子供への治療が中心となります。怖がるお子様もいらっしゃると思いますので無理矢理は行いません。成長段階によってやる時期を決めます。
    • 粘液のう胞

      唇や舌の下にぷくっと膨らんだできものができたことはありませんか?
      口の中の粘膜には唾液腺(唾液をつくる場所)が多数存在します。そこから管を通り口の中に唾液を出すのですが、噛むなどしてどこかが傷ついたりすることで流れが悪くなり、唾液を溜めてしまうことがあります。これを粘液のう胞といいます。
      一度つぶれても再発する可能性が高い為、唾液が溜まった袋ごと取り除く必要があります。
      歯科医師の判断によっては、病理検査ができるおおきな病院の口腔外科を紹介させてもらうこともあります。

    • 小帯切除
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      誰でも前歯の真ん中(正中)の歯茎にスジがあります。
      これを上唇小帯(じょうしんしょうたい)といいます。スジが大きく前歯が離開(くっついてない)している場合、レーザーを用いて切除します。
      舌の裏の真ん中にもスジがあり、これを舌小帯(ぜつしょうたい)といいます。このスジが極端に短いと舌の動きが制限され、食事や発音に影響が出ることがあります。その場合レーザー用いて切除します。

  • 移植
    虫歯が大きく、抜歯が必要な箇所に自分自身の歯(主に親知らず)を抜いて移植する治療法です。人工物を使わずご自身の歯を残すメリットがあります。数ヶ月隣の歯などに固定を行い、骨にしっかり定着させます。
    ただ、移植する場所の骨や移植する歯の状態が悪いと定着しない場合があります。また、必ずできる訳ではなく条件が揃わなければ移植治療はできないため、精査した後ご提案させていただきます。
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外科的処置・手術を行う際には、病名・病状・処置内容・処置に対してのメリット&デメリットを説明をし患者さまに十分にご納得いただいてから処置を行うよう心掛けています。
気になる症状・お悩みはぜひあらい歯科にご相談ください。

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